環境設定(Linux編)

ハンズオンの準備として以下をお願いします。既にインストールしてある場合なんかは適当に読み飛ばしてください。とりあえずここの内容は、Ubuntu 10.10でのものです。

Pythonのインストール

  多分もうインストールされています。(Ubuntu, CentOSあたりはインストールされているはずです。その他の場合でもデスクトップ環境をGNOMEにしている場合はインストールされていると思います。)

以下のコマンドで確認できます。

$ which python
/usr/bin/python


$ python -V
Python 2.6.6

distributeのインストール

 パッケージ管理用にdistribute(http://pypi.python.org/pypi/distribute)をインストールします。以下のURLからdistribute_setup.pyをダウンロードして、sudo python distribute_setup.pyを実行してください。

 easy_install --helpでヘルプが出ればOKです。

virtualenvのインストール

 既存の環境に含まれるパッケージとの間で、依存性の問題っぽいのが起こるので、virtualenvで独立した環境を構築します。

$ sudo apt-get install python-virtualenv


 でvirtualenvを利用して、仮想環境を構築します。作業用に適当なディレクトリを作成し(ここでは仮に~/py12thとします)、

$ mkdir ~/py12th
$ mkdir ~/py12th/venv
$ virtualenv --distribute --no-site-package ~/py12th/venv


で、作成した仮想環境を有効化します。

$ source ~/py12th/venv/bin/activate


これで、プロンプトの先頭に (venv) と表示されて、仮想環境が有効化されます。

zc.buildoutのインストール

 zc.buildout(http://pypi.python.org/pypi/zc.buildout) は、開発環境を準備してくれます。Javaのmavenみたいなものです。インストールは、virtualenvの仮想環境を有効化した上で、easy_install zc.buildout です。 buildout --helpでヘルプが出ればOKです。

バージョン管理の準備

 なんでも良いので、バージョン管理ツールを各自準備してきてください。今までバージョン管理を使ったことがない人は、いい機会ですので、Mercurialを利用してみてください。sudo apt-get install mercurialでインストールできます。GUIで利用したい場合は、TortoiseHgが多分使えるはず。